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わくわく3KEN
(健・賢・研)
広場D
(あ〜すまいり〜ず
の読み聞かせ)

今回のわくわく3KEN広場は、あ〜すまいり〜ずにご協力をいただき、紙芝居と絵本の読み聞かせをしていただきました。
 初めに、「ごんぎつね」の紙芝居を読んでいただきました。「ごんぎつね」と聞いて「なつかしい〜。」と思わず声を発する子も見受けられました。4年生の教科書に出てくるお話ですが、紙芝居の方は絵がとっても鮮明で、情景や登場人物の様子が視覚を通して伝わってきます。よく知っているお話なのですが、子ども達は教科書との違いにも目を向けて聞いていました。
 次に、「ヒョウのハチ」という絵本の読み聞かせをしていただきました。このお話は日本が戦争をしていた当時に実際にあったことをもとにして制作された作品です。中国の山中で見つけられたうまれて間もないヒョウがハチと名付けられ、兵隊達の宿舎でかわいがられて育ちます。しかし、厳しい戦時下、いつまでもそのような状況は続きません。ハチは上野動物園に引き取られることになります。ハチは日本に来ても大人気になるのですが、次第に戦況は悪化していき、ついに動物園の猛獣処分の命令が下ります‥‥。子ども達はじっと聞き入っていました。 
 最後は、「しにがみさん」という絵本の読み聞かせ。この絵本は、落語「死神」を題材に描かれた絵本です。終盤は恐ろしい展開となるのですが、落語らしく最後は滑稽な落ちが待っていました。落語の落ちのおもしろさを味わってほしいということから、毎回落語絵本を選んでくだっています。

 感想発表の場面では次のような子どもの発表がありました。

「ごんぎつね」について
「4年生の勉強で読んでいるのを聞いていても泣いていたのですが、何回聞いても泣いてしまいます。すごいお話だなあと思いました。」

「しにがみさん」について
「せっかくろうそくをもらって消えそうになった火(命)をつないだのに、最後にくしゃみをして消してしまったところがおもしろかった。」

「ヒョウのハチ」について
「猛獣でもないのに、毒を飲まされて殺されるのはかわいそうだと思いました。」